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巡礼・善遊の集い 知優の会

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巡礼・善遊の集い

    知優の会

当主が今まで巡礼を続けてきた理由は大きく分けて3つあります。
まず当院の本尊は悲母観世音菩薩様であります。悲母観音様は子供に対する愛情を深く持たれた仏様です。
以前、
当主は訳あって当時2歳だった我が子と別れることになりました。我が子を思う気持ちは親なれば誰も変わることはありません。当主は我が子を想い日々を過ごす中、身辺の自殺の苦しみと向き合う日々となり、その苦しみと葛藤する日々の中で西国三十三所観音霊場の先達者より巡礼の功徳について教えられました。
 

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まず、自殺された方の冥福を祈る一番の方法は、その方の為に西国三十三所観音霊場巡礼をすることだと教えられたのです。それから何より巡礼で一番大切なことは、あくまでも他者のための行い(利他行)をしながら巡礼をすることだと教えられ、その利他行こそが己の子供に反映することになる(いわゆる徳積み)と教えられたのです。その先達者の教えによって、私は苦しみから少し解放されたような気がしたのです。巡礼で死者の冥福を祈る。そして巡礼の渦中に行う利他行によって子孫への徳を積む。これこそが私の救いであり、会えない子供に対する唯一の私にできることだと確信したのです。それから間もなく両親も亡くした私にとって、巡礼は大きな心の支えとなりました。その私の心の柱となった『巡礼の旅』、善に遊ぶ観世音菩薩様の心と、会えない私の子供の名前を掛け合わせ

巡礼 善遊の集い 知優の会

と名づけました。これこそが皆さんと歩む善遊の旅であると私は確信しているのです。

南無観世音菩薩

南無薬王菩薩

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